Ryu's blog

ゆるくアウトプットしていきたい

DeNATechCon2019に参加してきました!

 2月6日に昼からDeNA主催の技術カンファレンスが開催され、それに参加してきました! DeNATechnologyConference(DeNATechCon)は毎年開催されています。今回、DeNATechConには初めて参加させていただきました。 参加費は無料で誰でも参加することが可能でした。

techcon.dena.com

 DeNAさんからの開催レポートも出ているので紹介します。

engineer.dena.jp

参加したセッション

 今回参加したセッションに関する感想を簡単に書き連ねたいと思います。DeNATechCon2019では、AI技術の事業への応用、サービス開発、クラウド活用、ものづくりを支える技術、これら4つのステージに分かれてセッションが行われました。自分は主にサービス開発のセッションを聞かせていただきました。

Welcome talk

 DeNAの執行役員である小林さんという方がWelcome talkでお話をされました。20分の予定が10分未満でサクッと終わりました。DeNATechCon2019で色々とお話が聞けることを参加している方々が楽しみにしている雰囲気が伝わってきました。

ヘルスケアサービス開発の裏側 〜品質と開発効率の両立〜

 DeNAのヘルスケア事業に関する紹介があり、そのヘルスケア事業の開発について色々と詳しいお話を聴くことができました。 ヘルスケア事業の目的が「健康寿命を延ばす」ということで、健康に関するサービス作りについて詳しく知ることができました。健康の改善を考えてのサービス作りは数年から数十年利用されてもらうことを考えて、そのサービスの機能面や利用面を開発していかなければいけないという話から、そのためにセキュリティだったりアーキテクチャだったりといった話がなるほど!と思いました。 また、アプリケーションやサービスの開発についての開発でリーン開発やその仕組についてのお話も、どのような点を考慮しながら行っていくのか、実際にプロトタイプを作ってしまうなどといった話も参考になりました。

次世代タクシー配車サービス「MOV」を支える車載ハードウェアとソフトウェアの話

speakerdeck.com

 2つ目に聞いたセッションはDeNAが提供しているMOVというタクシー配車サービスについてのセッションです。 MOVの詳しい構成やハードウェアとソフトウェアの開発についてそれぞれお話してくれました。 ハードウェアについては車載IoT機器を1から作成したという話をしてくださいました。また、後部座席に配置しているタブレット端末もAndroidを用いて開発したというお話を詳しくしてくださいました。

 ソフトウェアに関しても、ファームウェアの更新についてのお話も2つの記憶領域を使用して、障害を起こさないような仕組みになっているというお話はなるほどなと思わされました。他にも独自インターフェースの実装やステートマシンの導入、Wi−Fi Direcct+VpnServiceの組み合わせによる通信方法など色々なお話を聞けたのは面白かったです。 後部座席タブレットのAndroid端末でキオスクモードというAndroidの専用端末化という機能は全然知らない機能だったのでこういった機能を知れて良かったです。自分自身でこの機能を一度実装してみたいなと思いました。

 また、展示ブースにAWSとGCPを用いたクラウドのシステム構成について詳しく紹介されていました。セッションを見るのに忙しく、じっくり見ることはできませんでしたが色々なサービスを利用していて興味深かったです。

「マンガボックス」の価値を革新するエンジニアのチャレンジ

speakerdeck.com

 次に聞いたセッションは「マンガボックス」というiOSのアプリに関してのセッションを聞かせていただきました。マンガボックスのiOSアプリエンジニアである@koooootakeさんがお話をしてくださいました。発表にストーリー性があり、楽しくお話を聞くことができました。正直、自分はマンガボックスというサービスを利用したことはなかったのですが、開発に関する改善のお話がとても分かり易かったです。アプリの問題に対して、A/Bテストでリリースする機能の検討をしていく話やリーン開発で検討する話、デザイナーさんや実際にプロダクトを自分たちで触って見てそのフィードバックを元に機能を考えていく話は聞けて良かったです。その検討していく中の問題に関してもお話があり、参考になるようなお話が多そうだなと思うセッションでした。また後日に確認しておきたいスライドです。

あるSWET エンジニアの開発プロセス改善最前線

speakerdeck.com

 次のセッションとして、DeNAのSWETというチームに属している@Kuniwakさんの発表を聞かせていただきました。SWETというチームは「サービスの品質向上や、開発生産性向上を行う組織」というもので、今回はゲーム事業のサービス開発における課題の改善についてお話してくれました。確率した取り組みのお話や現在模索中の取り組みに関しても具体的にどのような点が問題なのか、すごいスライドがきれいにまとまっていた印象でした。自分はゲームの開発をしたりしたことないのですが、テストなどに関するお話でも参考にできる部分はあると思うのでこちらも後日にまた確認したいと思います。

DeNA と Google Cloud Platform

 DeNAさんとGCPさんのそれぞれの方をお呼びしての対談を聞きました。GCPの基本的なサービスの紹介やそのサービスをどのようにDeNAで導入したのか、なぜGCPを導入したのかといったようなお話を聴くことができました。自分はGCPを利用したことがないので、近い内にGCPを利用したアプリの開発をしてみたいなと思わせてくれたセッションでした。

【対談:DeNA ☓ AWS】クラウドジャーニーのこれまでとこれから

 最後のセッションとして、DeNAさんとAWSさんの対談のお話を聞きました。こちらもDeNAさんが実際にAWSをサービスの開発に使用していて、そのお話を実体験の話を交えたお話を聞くことができました。AWSは自分も利用したことがあるので、AWSさんの便利なサービスの利用を大規模なサービスや事業に利用している話を聞けたのは面白かったです。

展示ブース

 当日のDeNATechConではセッションの聴講以外にも展示ブースがありました。タクシー配車サービスのMOVのシステム構成に関するパネル展示だったり、今流行りのVTuberの展示が合ったりしました。VTuberは実際にモニターとカメラが設置されていて、モニターに映っているVTuberと話をしたりすることが可能でした。特に自分が注目したブースは、このDeNATechConのオフィシャルアプリとして開発をされたFlutter製のモバイルアプリがあるのですが、その開発に関する展示パネルが良かったです。実際に展示されていたパネルの写真です。

 自分はFlutterのアプリ開発にとても興味があるので、実際に開発されたFlutter製のアプリに関する情報が展示されているのはとても勉強になりました。

まとめ

 初めてDeNAさんの技術カンファレンスに参加させていただきましたが、貴重なお話を沢山聴くことができました。自分はまだ大規模なアプリの開発の経験はないので参考程度にと思っていたのですが、どのお話も興味をそそられるお話ばかりでした。これからの仕事などには参考になると思うので、資料などはまた見直して置こうと思います。